本にはお金を惜しまないわ
なんていってたらあっという間に破産だコノヤロー!!!!!
ってことで、先週まで1ヶ月ほど本は図書館で借りるってことでしのいで?いたのですが、
それの反動なのか何なのか。
先日新書を2冊買ったところから歯車は狂い始め、気がついたら昨日有隣堂(神奈川にしかないん
ですか?というのを最近知りました。本屋さん。)で紙袋をもらいたいほど買ってました。
そして気がついたら「紙袋いただいても?」なんて言ってました。誰や。Kです。
てかクーリエジャポン(雑誌)がでかいんだって・・・。
お世話になってる美容師さんが「本屋行ったら大抵どかっとまとめ買い?してしばらーくまた行かなくて、また行ったらどかって買ってるかな」と言ってて、
そのとき私はちみちみと1冊買うか買わないかみたいな感じだったので、「ええ〜セレブですねえw」なんて言ってましたけど、気がついたら自分も同じ事を・・・
恐ろしい。笑
先日ファブリスモレッティ氏のレッスンを受けた時の事。
氏は極力楽譜は綺麗に使うように。 書くな!と。
ちなみに書くのは、
ブレスの位置(フレージングが見える)
特殊なケースにおけるフィンガリング
ミスプリの修正
対照的に、私はいろいろ書くので(これでも少ないと思う)。。
ちなみに高校の時にチェロ(オケ)の授業であまりにも書かないもんだから叱られ、挙げ句の果てには学年最下位にされましたこれほんとの話www
で、他にも最近レッスンで録音とかそーんなにしないもんで(いや、する時もありますが)、
その場ですぐに書き留めたいなと思ったら書くようにしているんです。
書く事で案外人間忘れないものです。
日本人はまあ・・・むしろ汚い楽譜万歳みたいなとこありますよね。吹奏楽部とか見てると「それは本当に書く必要ある?」みたいなの結構あるし。
レッスン中も、言われた後で書こうとすると
「書かないで!!!!!」。
氏曰く、
譜面を見て、感じて、記憶して初めて表現出来るのさ、と。
あとそれこそ私が一カ所すんごいビブラートが気になってたところがあったので、そこにビブラートって書いてたら
「なんでこんなこと書いてるの?w」と。
彼は呼吸をするみたいに自然に出来てほしいみたい。
というか、そういう風に無意識にでも出来るようになって初めてモノになる、じゃないけど、まあでもそれに近いかなあ・・・。
彼のキーのバタバタさせるのが嫌いっていうところや、その楽譜に対する姿勢とかから見ると、
その考えのバックには彼が育っていく中で身に付けていった美意識みたいなものがあるんじゃないかと。
それこそ、私がそのとき受講したのがデュクリュックのソナタでしたが、
私が一部ヴィオラ譜のバージョンを引用したりなんかしたんですね。
ていうのは、勿論両方やってみた上でこっちの方がなんかいいんじゃないかと思ったからなんですが。
氏はいう。「デュクリュックがちゃんとサックス用に考えたバージョンがあるんだから。きみのやらんとしている事はわかるけど、作曲者の意図を勝手に変えたりしちゃいけない」。
その楽譜に書き込むな、も、
結局自分で書いちゃうとその自分の書いた文字ばっかりが飛び出してきちゃって楽譜に書いてある、作曲家の言いたい事(一番見るべきもの)が見えなくなってしまう。
というか、他に見るべきものがあるでしょ的な。
なんというか、それは曲に純粋に向かい合う姿勢の問題なのか・・・。
多分書く派と書かない派は根本のスタンスが違うんでしょうね。
私なんかはそれこそ書く派ですが、
そもそも出来ない事が多すぎる。
あるいは出来る事を増やしたい。
でもって外からインプットしたものをアウトプットしたいとか、
その当時自分は何を考えてたのか、何が出来なかったのかみたいなのを可視化するためだったり、
・・・案外書き始めるととまらない事に気がついたのでこのへんにしますが・・・。
彼はきっとそういうビブラートをどうのこうのとかっていうのは
呼吸をするみたいに当たり前に出来てほしいんですよ。というか、当たり前に出来てこそ、次の表現がある、みたいな。
今思うと結構次元の高い事言ってるんじゃね?と思うのですが、
結局それが・・・ フレンチスタイルってこと?w
多分それこそここはナントカの和音だからちゃんとおさめるとかフレージングがあーでこーでとか、そういうのは小さい頃から教え込まれて、
私たちが言語のイントネーションを自在に変える要領で出来るんでしょうね。というか、そのぐらい当たり前なんだと思う。
ただ、そういったバックボーンがない私は結局そういうのが当たり前に出来る人たちにどう太刀打ちしていけばいいのか?ていうと、
やはり書いて意識してそれを何度も繰り返して無意識に出来るようにする事のみではないかと思っているんですよ。
ただ、結局それに対するデメリットっていうのもあるわけだし、
何でもかんでも書けば良い!というわけではありません。
さすがに中学生の時の吹奏楽コンクールの時の踏めんとか見てると異常w あれはやめなさいって感じw
あれは注意されるたびに何度も書けばいいと思ってる・・・ 譜面見えないもん。さすがに、ねーって。
違う考え方を自分の中に一度取り込んでみるのもありだなとは思っています。今までやってた方法の善し悪しや、他の方法が見える事で何か改善点があるんじゃないかと見直すきっかけになるし。
取り込んでみる、ということで今は原譜には書いてません。デュクリュック。
コピーをして、そっちに書いてます。
さあ。 あなたは書く派ですか、書かない派ですか。