最近流行の朝カツ。要するに朝の時間を使ってキャリアアップを目指すべく勉強しようとかいう昨今の流れ。
更には英語公用語化をする!という企業まで出てきて「これはTOEICとかないとダメなの?」という資格取らなきゃ取った方がいいの?みたいなこの流れ。
実はこれ、不安解消マーケティングの一種であるって知ってました?(私はそんな言葉知らなかったわ!)
何故こうなった?
著者によれば、バブル崩壊後良い大学→一流企業というセオリーは壊され、更には大学率進学向上に伴い学歴のみで差がいまいちつかん!
結果、ITスキルだ会計知識だなんやかんやのスキルを勉強しようブーム到来!みたいな。
著者の瀧本さんは現在京大の客員准教授。
結構過激な事もいいますけど(故に時々それはどうなの?がなくはない。笑)、とっても的を射てらっしゃる。
それこそその不安解消マーケティングもかなりショッキングではありますw
ただ、誤解しないで頂きたいのですが別に著者はそのマーケティングに乗っかるな!ということを言いたいわけじゃないですし、
むしろ本の最後の方では「英語が出来るのはもはや当たり前の時代である」ぐらい言ってしまってます。結局このへんは公用語化しようとしてる企業と同じ発想です。
世の中の流れとして何がどうなって今の資本主義がきたのか?
それによって生まれたメリット・デメリットとは?
そこから導きだされる、これからのこの時代を生き抜く為の技とは?
なーんていうのを教えてくれます。
正直、「んまあそれは知ってなかったわけでは・・・」という事もあるけど、
実際そういう流れがあって、結果こういう資質が求められるのだ、と突きつけられるとまたちょっと自分の中に入っていく感じが違ってきます。
キーワードは差別化する、スペシャリティになる、投資家的発想をする。
こんなところかなあ。
面白かったのは、女性のキャリアの話でしょうか。これでも女の子ですから。笑
最近女子はキャリア志向が減る一方、さっさと結婚して専業主婦になっちゃおうっていう人が多いんだそうな。
要するに稼ぎ頭の元に永久就職ってとこですよ。どんだけー。
それが安定ですって? とんでもない!
その稼ぎ頭の会社がつぶれないなんて保証はどこにもないし、
その稼ぎ頭がいつ何時病気になってしまうかもわからないのに。つまり稼ぎ頭が稼ぎ頭じゃなくなるかもしれないのに。
非常にリスキーな話です。こんなに危険な投資はない!と。
言われてみればもうその通り。
他人にボートの操縦丸なげみたいな。
勿論、だからといって結婚するな!とかそういう話ではありません。あしからず。
ただ結婚=安定ていう図式を立てちゃってるそこの女性は要注意です。というこの著者の意見に私は賛成です。
やはりこれからの時代を生きる武器として欠かせないのは英語。
それこそ経済はどんどんフラットになってくるし、もう世界共通語ですから。
英語をしゃべれるようになってよーやく同じ土俵に立てるってわけです。つまり英語出来なきゃ同じ土俵にすら立てないって話。
それはTOEICでなんちゃら、とかそういうことじゃなくて(あくまで目安でしかないし)、
あくまでちゃんと自分の意志をしっかり持って相手に伝えられるかっていう日本語でも問われる部分が言語変わったって問われるっていう事でしょう。
それはぶっちゃけ痛いほど痛感してます。。。
もし私がTOEFLを勉強したりとか、実際アイオワや香港(全篇英語でしたわ)に行かなかったらこれを身を以て理解することはなかったと思いますが、それがあってよかったと思っています。
だからしゃべれます!って事じゃありませんが、
グローバル化とかなんとか言ってもそれこそ企業なら恐らく半分以上がノンネイティブですよ。だから発音がどうとかはそんなに重要じゃない。
さくっとどんぐらいしゃべれないか、どういう会話が求められるのかを行ってみて味わって玉砕するのが一番早いんじゃないかなあと。
だから大学や企業や、英語推進していきましょう系の流れがあるなら会社や大学のお金で派遣しちゃいなYOぐらい思います。
勿論、お金がないなら話は別w 実際そこは切実だよ?w
何より「I can't speak English」と英語で答えてるその姿勢からまずは直していくのが、開国の第一歩なんじゃないかと思います。
こんだけ偉そうに言ってますが、私はいらん表現を使い、間違え、勘違いされやすいのでジェスチャーや使えるコミュニケーション能力をフルに使ってなんとかしていますw
でも最近ちょとねー さぼってるので・・・
ちゃんとしないとなあと思う、今日この頃です。